発見。
「ラムって普通にロックで飲むものだったのか」
どうも! ひいじいCAFEミッドナイト通信です。
幼少の頃、ラム酒というものは調味料だと思ってました。
なぜなら母親がたまにラム酒風味のスポンジケーキを作ってくれておりましてね、いつも調味料入れの中にあったため、触れ合う機会が多くかったというのもあります。
それから時は流れ、
大人になり、飲み放題のあるダイニングバーに行くとラムがカクテルのベースになっているのを見かけ、試しに飲んでみたところどれも独特な味のジュース。
興味本位でストレートで飲んでみたところ当時のワタクシには美味しく飲めるものでは無かったのでワタクシの中で
ラム=何かで割って飲むもの
という方程式が成り立ちましたとさ。
それから更に時は流れ、酒屋に勤め始めた時に店内を見回すとラム酒の多さにびっくりしました。
高いものでは1万を超えるものも少なからず存在しているものの、そういった商品を売れるところは見たことがなく、配達するのは1000円前後のもの。
高額なものはどう飲まれているのか恥ずかしい話ではありますが、酒屋の勤め人でありながら知らなかったんですよね。
更に更に時は流れ、
ワタクシが店を持ってすぐくらいにラム酒が好きなお客さんが来店されました。
『ここってラム何置いてあるの?』
言われるがままにスーパーでも定番なラムを見せると
『うーん、それはさすがに安酒すぎて飲みたくないなぁ。店側に損が無いように飲むから何か取ってよ』
とはいってもワタクシはラムについて全く詳しくなくてですね、お客さんのリクエストに応えるべく何が良いか聞いたところ4000円前後のものを希望されました。
価格帯についても問題はないラインなのでそのまま酒屋に注文をかけて持ってきてもらいました。
『んじゃあマスター、一緒に飲もうか。損させないって言ったし。じゃあロックで頂戴』
……ロック!?
てかラムってロックで飲むものなの!?
生まれて初めて知る事実。
と、いうことをバレたら恥ずかしいので何事も無かったかのように二人分作って乾杯し、一口つけたところ
ナニコレ美味しい。
当時、割り材に使っていたものも勿論マズくはないけど、ちょっとランクアップすると美味しくなるんだなぁと思った瞬間でした。
いやまぁ、ひょんなことから新たな発見をすることってあるんだね。