ひいじいCAFEランニングブログ

日々のランニングの記録です

歳を取れば深み。

 昭和感溢れるスナックが好き。 

 

 どうも! 鉄の肝臓を持つススキノの父です。

 

 

 

 ワタクシ、二十歳そこそこの頃は同年代の女の子が横に座って一緒に飲んでくれる店に通っておりました。

 当然、もしかしたらアフターでワンチャンあるかもという

 

 下心丸出しで。

 

 とはいえね、自身の見てくれは残念ですし、お世辞にも金銭的に物凄く余裕があるわけでもありません。

 当然のごとくドラマみたいな展開になることは皆無で、うまいこと交わされてしまうというのが当たり前ですよ。

 そんな若い女の子目当てで飲み歩きをしているうちに思いました。

 

 気を遣って飲ませてあげて、

 場を盛り上げるために無理して話題を振った挙句、

 何も成果も無いのにただただ疲れた上、

 金払って店を出る。

 

 いやまぁ、自身のスペックを度外視して愚痴っているということは自覚しておりますが、女の子の店に飲みに行くのは25歳を境にピッタリと止めました。

 その頃と時を同じくして、最初は物凄く嫌われていたはずなのに、ひょんなことから当時勤めていた会社の先輩と急激に仲良くなりまして、プライベートで良く遊ぶことになりまして。

 その一環で

 

 ダメージツアー

 

 というイベントを週末に二人で良くやっておりました。

 それは店の外観から地雷臭が漂う店をあえて選び、前情報が無いまま突撃して常識的に飯を食うというだけのものです。

 中には残念な店もありましたが、隠れすぎた名店にも結構な頻度で当たることがあり、色々な発見がありました。

 

 で、

 

 その範囲は世間的に『場末のスナック』と呼ばれるところまで及びました。

 二十代は誰かに連れて来られない限り、まず足を踏み入れないだろうという店に突撃するというものです。

 当然、カウンターの中に立っているのはアフターでワンチャンなんて下衆な事を思わない、というか思えない

 

 親世代。

 

 最初に行った店は今でも鮮明に覚えておりますが、まず出てきたお通しが『ポテトサラダ、煮卵、フキの煮物』ですよ。

 店内でママが準備中に作ったであろう全く飾ることの無い

 

 ザ・お袋の味。

 

 いやはや、心と体に染みましてね、それをチビチビやりつつグラスを傾けつつ話しているとですね、更にびっくりしたのがワタクシが会話に詰まったとしても、それをさりげなく繋げてくれる

 

 引き出しの多さよ。

 

 当初、地雷かと思っておりましたが予想より遥かに良い経験が出来ましてね、それからというもの貫禄のあるママが接客してくれる店を選んでいますよ。

 あれから何度となく、そういった所に足を運びましたが、身の危険を感じたり法外な値段を請求されたことはありませんね。

 

 現在、

 

 ワタクシは40代前半ですので親世代というと60歳後半から70歳になります。

 この連休、とある地方都市に仕事を兼ねて行ってきましたが、用事をつつがなく終わらせ、ホテルに帰る前に飲みに行ったのが話題とした

 

 場末のスナック。

 

 飾らない店内がいかにもな場末感を漂わせ、切り盛りするママは凄く若々しく見えたのですが、実は70歳なのだそうです。

 この状況なので客はワタクシ一人、ママを独占しつつ二時間くらいで退店しましたが、楽しい時間を過ごせました。

 

 とはいえ、

 

 上記のことは、あくまで個人的感想なので参考程度にしていただけたらと思っておりますよ。