……無いんですけど。
今日、嫁が美容院に行ってきたんですよね。
どうも! ススキノの父です。
さすがプロだけあって、仕上がりは長い髪の毛全体が綺麗に満遍(まんべん)なく、暗めの金色に染まっておりましたよ。
で、打って変わって現在、ワタクシの頭には
髪の毛が存在しません。
いわゆるひとつの『スキンヘッド』というヤツです。
暑い時期はサマーニット帽、冬はニット帽を被っておりますし、滅多に脱ぐことは無いので顔見知りでもワタクシがスキンヘッドだということを知らない方は結構居るのが現状ですね。
と、
ススキノの住人は髪型が奇抜な方は珍しくは無いですし、スキンヘッドでも好奇の目で見られることはありません。
とはいえワタクシ、個性を出したくてしているわけではありませんよ。
現在のスタイルになった理由は
薬の副作用。
去年、ガンを患いましてね、抗がん剤治療をするにあたって髪の毛が抜けると聞いてはいたのですが、実際に体験するまで『ンなわけあるかい』って思っていましたが、本当だったんですよ。
髪の毛についてはまばらに残りましたが、眉毛とまつ毛は綺麗に抜け落ちたのにはびっくりしましたね。
それから抗がん剤治療が終わって数カ月、
抜け落ちた様々な毛は戻ったものの家系的に若ハゲ家系のワタクシ、元から薄くなっていたためか髪の毛はうまいこと戻らなかったんですよ。
そんなこともあり、いっそのこと剃ってしまえぃ! ってことで
今に至る。
ってぇわけですよ。
このことは自身にとって色々とボーナスがありました。
それまで薄毛に悩んでおりましたが、剃ってしまったことで悩みが無くなりました。
まぁ、そもそも悩みの種が無くなってしまえば悩む必要はありませんからね。
これが、
毎日スーツを着るカチっとした会社でスキンヘッドだと仕事に差し支えるところに所属しているのであれば、髪がマダラに生えていても剃ることは出来ませんが、ススキノの住人、しかも個人事業主なので
髪型自由。
とはいえ、そもそも髪の毛が無いので、この表現が正しいのかもわからない状態ですね。
そんな状態になって早一年、お客さんや知り合いがイメチェンと称して大胆に髪型を変えた時には多少、羨ましさを感じることがあります、
で、
本日、冒頭の一行を回収するときが来ました。
髪の毛がフサフサだった20代、髪を染めたり髪型を変えたりしたしておりましたが、今ではもう出来ないんですよね。
とはいえ、出来ないものはしょうがないので、店でそういった話題になった時はこう言って笑いを誘ってます。
それは帽子を取りつつ
「いじる髪の毛……無いんですけど」
なんて言うと場がドッカンドッカン盛り上がります。
ハゲてもタダでは転ばない、これをネタに売り上げに繋げるのが経営者ってモンですよ。
まぁ、
スキンヘッドを綺麗に保つのは少し手間はかかりますが、それ以上のリターンはあると思ってます。
髪型自由で仕事が出来る環境で薄毛に悩んでいる方ならば、いっそのこと剃ってしまうことをオススメしますよ。