対話。
筋肉との対話って難しい。
どうも! ススキノの父です。
ワタクシにはマッサージ道を究めようと日々、邁進(まいしん)する幼馴染の友人がおります。
筋肉のことに関しては自身、彼を心から尊敬し、全幅の信頼を置いておりますよ。
と、
ランニングを趣味としていると、どうしても付きまとうのはどうしても下半身のトラブルです。
そんなリスクを背負っているのでワタクシとて日々、下半身のケアには気を付けてはいるのですがプロでは無いので、どうしても筋肉のトラブルには見舞われてしまうわけですね。
先月半ばのこと、
自身の店は絶賛営業自粛中、酒屋も社長から『休んでくれ』と言われ、この時の自身は無職ですよ。
することといえばランニングしかありません。
まぁ、距離を稼げるため『まぁいっか』的なノリでガンガン走っておったわけですよ。
とある日、
朝……とはいってもススキノの住人なので夕方なんですが、目覚めると脹脛(ふくらはぎ)の限りなく足首に近い筋肉が痛み、そのため歩くのもままならないくらいな状態になってしまったわけですよ。
最初、
「あぁ、慣れない雪道を走ったからかな」なんて思い、応急処置として痛みを取るならコレっしょ、と、ロキソニンテープをビタ貼りしたわけですが、次の日には歩くだけなら何とか、くらいに引いたものの、それから3日経っても
根本的な改善はせず。
走るなんてムリムリムリ。
こりゃイカンと筋肉に関する自身の主治医である幼馴染に電話。
「かくかくしかじかウシウシトラトラなんだけど」
『なるほどわかった、とりあえず診てみないとわからんから家おいで』
そんなやり取りを経て、彼の休みの日に手土産を持って突撃したわけですよ。
早速、ワタクシの体をぺたくりぺたくり、すると突然
『あー、これね、腰から来てるね』
……腰っすか!?
『とりあえず正しい位置に持ってくからそこ寝てね』
言われるがままに横になると施術が始まりましてね、下半身を重点的にふにゃふにゃと触るだけで、見た感じは何やらかにやら矯正しているようですが、筋肉が伸びた感覚や昔テレビで見た絶叫的な痛みとかもなく、ただ触られている感じなので
……これホントに効いてるんやろか?
という疑問すら湧いてきますが、二十年近く彼の施術を受け続けた経験上、施術に関しては日々進化し続けているのを間近で見てきたため、これも何か意図があるんだろうなぁと思っているうちに少し眠気が襲ってきたあたりで
『はい、終わったよー。じゃ、立ってみて』
という間延びした声を出す友人。
言われるがままに立ってみたところ、まだ痛みが残っていたため
「ん? まだちょっと走るには痛いかも」
って返すと
『帰ったら腰に湿布かロキソニンテープをビタ貼りして一日置いてね』
ってなことを言われたため、その通りにしたところ次の日
綺麗さっぱり痛みが取れてるのね。
もうね、ワタクシの体は
彼無しでは生きては行けないわ。
……あくまで筋肉の話で他意はないっすよ。