大人とは。
『帯広の温泉旅館に行くか!』
どうも! ススキノの父です。
二十年近く前、幼馴染と幼馴染の彼女(現嫁)、そしてワタクシとワタクシの彼女(現嫁)の四人で一泊旅行に行きました。
運転はワタクシ、軽自動車に大人四人すし詰め状態で目的地に向かう道中、後部座席に陣取る幼馴染がボソッと言いました。
『知らないうちに俺ら大人になったよなぁ』
大人、そう、大人。
話は逸れますが、ワタクシの中で子どもだった頃、自身の周りに存在する大人と接っしているうちに理想の『大人像』とは社会に出て立派に働くとか、結婚して幸せな家庭を築くとか、しっかりとした考え方を持っているとか、感情に流されない等々
大人になったらしっかりするんだろうな。
的な漠然とした理想を描いておりました。
とはいえ蓋を開けると現在、世間的には立派な大人と認識される歳となりましたが、実際のところ内面は
見た目は大人、頭脳は子ども。
40をとうに過ぎた今でも理論はグニャグニャ、予想だにしないことが起こればパニックになり、嫌なことをされたら感情に任せて怒りに身を任せる。
多分、ですが自身が子どもの頃に接していた周りの大人もそんな感じだったんじゃなかろうかと思うようになりました。
そうなると、
大人って何なのよ? ってことですよ。
子どもには難しく大人だと難しくないこと。
まぁ、飲酒、喫煙などは大人にならないと出来ません(法的に)。
とはいえ、
大きな声では言えませんが、昭和生まれのワタクシの感覚からすると飲酒、喫煙なんてものは中学の時から出来たんですよね。
この時代、漫画やドラマ、映画でも飲酒喫煙のシーンがバンバン流れていた頃ですので、これらのことに対し考えが緩く、条件付きで親が認めている家庭だってあったんです。
今では考えられませんね。
とまぁ、長いこと話が横道に逸れてしまいましたが戻しますよ。
幼馴染とワタクシ小学校低学年からの付き合いですが、小さい頃は住んでいる所から遠く離れたところへ行き、しかも一泊するなんてイベントというものは必ず親が付き添うのが当たり前でした。
それが、
幼馴染がボソッと言った一言でハッと思ったことですよ。
自分たちで目的地を決め、宿を取り、自分の車で己の運転でそこまで移動し、稼いだお金を使って楽しんでくる。
年齢はともかく、ある程度は親から自立していないと出来ないことなんじゃないかと。
なるほどなぁ……。
と、思ったものの精神的に成長はしないとなぁと思った次第ですよ。