クラゲのようにユラユラと。
流れ、流れて、流されて。
どうも! ススキノの父です。
ワタクシは今から12年前、31歳の時にがんばるのを止めました。
その一年前、転職活動を焦ったためにブラックを通り越して漆黒の会社に勤めてしまいましてね、肉体的にも精神的にも搾取された挙句、ボロ雑巾のように捨てられたからです。
その後、既婚者にも関わらず1年間のニート生活をしておったわけですが、布団から起き上がれない生活の中、天井をぼんやりと見つめながら思いました。
……がんばるのをやめよう。
まーぁ、運よく理解ある配偶者に恵まれたというのと、ワタクシに原因があり子宝に恵まれなかったということもあり、これからの人生は夫婦二人で最低限の生活さえ出来さえすればよい、という考え方になりました。
それもあって、仕事を選ぶ基準は
楽しいか、楽しくないか。
時給が安かろうが楽しければそれでよい。
夫婦2馬力で働いていれば贅沢は出来ないのですが、それなりの生活は送ることが出来ますからね。
と、
なんだかんだ流れ、流れているうちに、ひょんなことからススキノで自分の店を持つことになりました。
このご時世、自営業というものは苦難の連続でしたが、それも楽しめてしまったためストレスにはならなかったんですよね。
そんな中、お客さんも順調に増え始めた5年目を迎えた去年、青天の霹靂だった喜ばしくないイベントが
コロナですよ。
緊急事態宣言と供にススキノから人の姿が消え、ワタクシの店も休業を余儀なくされました。
突然のごとく降ってわいた大人の長期休暇。
ネットニュースやマスコミが報道するのは、それぞれの立場から感じたことを思い思いに言っている記事が並んでました。
まぁ、
ススキノに身を置く自身としてはピンチっちゃあピンチですが、もうね、一般ピーポーが何を言ってもしょうがないですし、声を上げたところでストレスを溜めるだけで何も好転しないわけですよ。
そんなわけでワタクシ
流されることにしました。
クラゲのようにユラユラと漂いつつ出来ることをする。
どうせ休まないといけないのなら時間を有効活用しよう。
コロナ前、安定しない経営を何とかしようと一心不乱で走りつづけてきたため、有り余る時間を使い、色々な物を見ようと思ったわけですね。
それは、
知識だったり、はたまた人との距離を保ちながら近所の風景を見ること。
そういった取り組みはワタクシの中で色々と新たな発見をすることが出来ました。
札幌、というか北海道は
2月いっぱいで形的にはコロナを警戒しつつですが、何となく日常を取り戻せそうだと正式に発表がありましたね。
とはいえ、蓋を開けたらどうなるかわかりませんが、去年得たことを有効活用出来たらいいな、そんなことを思ってますよ。