油。
揚げ物最高! ……のはずが。
どうも! ひいじいCAFEミッドナイト通信ですよ。
子供の頃、親戚の集まりが有り、父や周りの大人がこんなことを言っていたんですよね。
『揚げ物は重たいからサッパリとしたもの食いたいな。酢の物とか』
当時、揚げ物より酢の物を食べたいという思考は全く理解出来ませんでした。
ついでに全ての食材は油に放り込め! くらい揚げ物好きだったワタクシには到底理解の出来ないことでしたなぁ。
と、
そのままの味覚のまま歳を重ね、20代の頃も朝一だろうが寝不足だろうが二日酔いの日だろうが揚げ物をムシャムシャ食べても何とも無かったんですけどね、異変が起こり始めたのは
30代後半。
『胃がもたれる』という感覚をはっきりと理解した時からです。
味覚は『大好き!』と言っているのに胃側が『ノーセンキュー』と言っているような、言っていないような。
最近では月一で食せば満足、当時大人たちが言っていても理解できなかった道をワタクシもしっかりと歩んでおりますよ。
で、
この間、メニューの種類が多いチェーン展開している居酒屋に夫婦で行った時のことでした。
『今月のオススメ』という綺麗にラミネートされたメニュー表に
揚げ物フェアー!
と書いてありましてね、当然目につくので最初は二人でそれを無言で見つめます。
それから定番メニューを眺めていると店員さんが注文を取りに来ました。
とりあえずドリンクを頼み、次にフードですよ。
「もろきゅう」
『もろきゅう』
嫁とワタクシの言葉を発するタイミングが偶然かぶった上、品目までかぶるとは。
とりあえずサッパリ系で最初はまとめ、店員さんが去った後ワタクシが聞きました。
「あれ? 油もの行かなかったんだ。フェアーだったのに」
すると嫁がポツリと言いました。
『なんか見ているだけでお腹いっぱいになっちゃって』
わかるわー。
そんなお話。