適量。
子供の頃、大人になったらカルピスの原液を飲むのが一つの目標でした。
どうも! ひいじいCAFEミッドナイト通信ですよ。
小さい頃、カルピスしかり、ココアしかり、割って飲むジュースを作る時は親の監視下で原液しかり粉しかり入れたものです。
当時、子ども心に
ジュースは濃ければ濃いほど旨い。
そんな感情がありましたし。
実際、友人の家で飲んだ件の飲み物の濃さにびっくりしたっていうのもあるんですよね。
今では製品になったものを買ってくるというものが主流なので、若い子にはピンと来ないかもしれません。
と、
そんなワタクシも大学生になり、一人暮らしを始めるようになって、まずやったことはそう、子どもの頃に夢にまで見た
カルピス原液飲み。
早速スーパーで買ってきてドロっとした液体をコップに注ぎ、満を持していざ! 一気飲みしたところ
まっず! まっっっず!
いや、ちょっと語弊があったことをお詫びいたします。
飲んだ感想ですが、カルピスの良さを全て消したドロっとした液体の舌触りが広がっただけという感想。
その後に
ちゃんと分量を計って作ったらやっぱり美味しい。
この時やっと学びました。
適量って大事。
とまぁ、ここから話は転じるのですが、喫煙者のワタクシ、普段吸いにしているタバコは手巻きになります。
ローラーにタバコ葉とフィルターをセットして一本一本巻くタイプですね。
で、
今では動画を見ながらスパンスパン巻けるくらいに慣れたのですが、始めた頃は指導してくれる人もおらず、そりゃあもう試行錯誤の連続でした。
最初に躓(つまづ)いたのは入れる量ですね。
ワタクシの場合、
カルピスは原液で飲んだらさぞ美味しかろうと考えてしまう思考の持ち主なので、ローラーの回りが悪くなるまで詰め込んでおりました。
すると、
空気の流れが悪くなるので吸いづらいことこの上無し。
僅かな空気の流れで火種がやっとこさ燃焼状態を保っているため、肝心の煙が口の中に入ってこない。
そうなると、タバコ葉の味なんてわかったもんじゃないんですよね。
色々工夫しているうちにハタと気づきました。
カルピス理論だ、と。
そこから何とかタバコの形になるくらいまで極限まで葉の量を減らしたところ、ストレス無く喫煙できるようになったんですね。
そういった経験もあり、何事も
適量が大事。
いやまぁ、40超えたオッサンが『新たな発見しました!』みたいな感じで語るというのも何だか滑稽かとは思いますが、ワタクシのような要領の悪いバカチンは一個一個失敗を重ねて少しづつ全身しておりますよ、という
そんなお話。