人は轢いてはいけない。
去年の8月、母がわき見運転のトラックに轢かれました。
こんにちは……ススキノの父です。
コロナ渦の今、見舞いに行けないので現状はわかりませんが、聞き及ぶ限り未だ母はほぼ、植物人間状態です。
で、
本日、初公判があり裁判所に行ってきました。
加害者側と被害者側のやりとりが行われておりましたが、被害者側の代表者は兄のため、ワタクシは傍聴席でただ聞いているだけとなりました。
と、
自身、裁判所とは一生縁が無いと思っておりましたし、加害者側にしろ、被害者側にしろ関わりがあても良いことなんて一つもありませんしね。
人生初の冒頭陳述、裁判員と検察側、被害者側の答弁が淡々と続きます。
その後、
一通りの流れが終わった後、被害者側の心情を読み上げる場面がやってきて、中央に据えられたテーブルの前に立ち、事前に用意していた原稿を広げてはいたものの、言葉に詰まりつつ読み上げる兄の姿を見て昔を思いました。
思い返せば、
学生時代に両親に対し、えげつない反抗をしていていたよな。
早々に家を出たとはいえ顔を合わせば喧嘩ばっかして、まだ実家に居たワタクシは自室で震えていたよなぁ。
あれから20数年、
今では3児の父となり、ずいぶん立派になったよな。
朝から夜中まで働いて家族を養いつつ本家として立派に役割をこなしているもんなぁ。
両親にこれから親孝行って時にこれだもんな。
やりきれないよなぁ。
その後、
最終的な判決は来月になるため、もう一度裁判所には出向かないといけないため、本日の尋問が終わってから担当弁護士と軽く打ち合わせがありました。
で、
被害者側が請求する賠償金について弁護士側から提案された額を聞いたところ、あえて詳しく明記しませんが、結構えげつない金額で、自身がこれだけ稼ぐためにはどれだけ働かないといけないかと眩暈(めまい)すら覚えましたが、正直
ンなもん要らんわ! とっとと元気だった頃のカーチャン返せや
と、思いました。
どんだけ大金詰まれてもカーチャンって金で買えないんスよ。
ホント、
孝行したい時に親は無し。
昔の人は的確な事を言ったものです。
皆様、インターネット上で語られている相当な毒親じゃない限り
両親は大切にしようぜ!