ひいじいCAFEランニングブログ

日々のランニングの記録です

混ぜる。

 ワタクシねぇ、心はバーテンというよりは酒屋なんですよ。

 

 どうも! ひいじいCAFEミッドナイト通信です。

 

  初めましてのお客さんで、加えてウイスキーがそもそも苦手という方からそれでも挑戦したい。

 そういった方がそれならプロに聞いた方がいいんじゃないか? ってなことで言われるのが

 

『飲みやすいもので』

 

 ふむふむなるほど、よーくわかりますよ。

 ワタクシとて30半ばまでウイスキーは味自体が苦手で一滴も飲めませんでしたからね。

 好きなお酒の傾向を伝えていただけたら何となく見えてきます。

 で、その方に合うだろう一杯を決めたところでまた言われるのが

 

『マスターのオススメの飲み方で』

 

 ワタクシの見解を示す前に少し寄り道いたしますが、他所様はどうなんだろうなと紐解くと、今までの経験と色んな情報を総合した結果

 

 ストレートかトワイスアップ。

 

 が、シャレオツだと。

 ウイスキーの良さが引き立つのだと。

 ガチのバーだとテイスティンググラスに入れられた原液と水が入ったグラスに匙が添えられて出てきて、数滴垂らして飲んでね的なところもあるそうです。

 

 いやまぁ、

 

 確かにバーとしてはそれが正しいのかもしれません。

 バーテンとしてワタクシもそう言わなければいけないのかもしれません。

 とはいえね、色々話を聞いているとウイスキーの味がダメになってしまった人の多くは

 

 飲み放題で無理やり飲まされたせい。

 

 いや別に、飲み放題のウイスキーを貶しているわけじゃあありません。

 ワタクシとて1000円しないウイスキーの中にも好きな銘柄はちゃんとありますし、充分楽しめます。

 とはいえ

 

 キツいんですよ、初心者には。

 

 それなのに会社や大学の飲み会で『やれ飲めそれ飲め』的な感じで飲まされ吐いて、結局『ウイスキー不味い、飲めない』ってなってゆくんです。

 お恥ずかしい話ですが、ワタクシもそうでした。

 それもあって、いつもこう言っちゃうんですよ。

 

「ワタクシのオススメとなると炭酸ブチ込むことになるけどそれでいい?」

 

 コーラでも可です。

 何か多方面から怒られそうなこと言っておりますが、冒頭でも言いました通りワタクシ

 

 酒屋ですからぁ?

 

 いや、確かにシチュエーションが違えば気取って飲まないといけないこともあります。

 しかしながらウイスキーって美味しいなって感じる前に気取って飲むにはハードルが高すぎるんですよ、初心者には。

 気取るのは『ウイスキーって美味しいな』って感じてからでも良いんじゃないかと。

 まずは炭酸や他の割り材でまろやかにして飲んでみることって、あながち間違いじゃないと個人的に思ってます。 

 

 とはいえ、

 

 世間的にはハイボールやコークハイって雑なウイスキーの雑味や臭みを消すためみたいな認識をされているように個人的にですが感じます。

 ですが、飲み放題に使われているウイスキーよりワンランク上のものになってくると、例え割ろうが

 

 割り材に負けないんですよ。

 

 炭酸やコーラの味の中からちゃんとウイスキーの味を主張してくれます。

 ワタクシ、展示即売会という飲食店を営む人しか入れない様々な飲料メーカーが集まり試飲出来るというイベントに参加した時、味の知らないウイスキーを飲む際には色々な飲み方を試したという経験からです。

 

 まぁ、

 

 重ね重ねになりますが、シチュエーションに合わせた飲み方も大切ですし、覚えておいた方が幸せになれることは間違い無いです。

 とはいえ、酒屋のイチ配達員としての心意気でカウンター内に立っていると、酒は所詮嗜好品。

 ワタクシからすると

 

『旨いか、不味いか』

 

 しかないと思ってます。

 世間的には安価で不味いと言われるものでも飲んだ本人が旨いと思えば最高の一品ですし、いくら高い酒でも飲んだ人にとって合わないと『不味い』という認識なっちゃうのは嗜好品の難しいところですね。